ホワイトビットコイン(WBT)、トロン(TRX)、ハイパーリキッド(HYPE)の3つのアルトコインが、2026年5月に向けて過去最高値に迫る位置にある。これらは、現在市場に出回る主要なアルトコインの中でも、最高値に最も近い水準で推移している。
WBTは過去最高値の約16%下、TRXは約25%下、HYPEは約33%下で取引されている。この水準は、いまだ大きく下落中のアルトコインよりも、これら3銘柄が短期的に新高値を狙いやすい環境にいることを示す。
WBTは現在、53.82ドル前後で水平パラレルチャネル内を推移している。中央値の53ドルは0.382フィボナッチリトレースメントに一致し、2026年を通じて何度もサポートやレジスタンスとして機能してきた(青丸)
0.618フィボナッチリトレースメント(約57ドル)を上抜ければ、60.50ドル台への上昇余地が広がる。過去最高値の64.41ドルまでは20%未満の距離となる。一方、調整が深まった場合は0.236フィボナッチ(約50ドル)がサポートとなる見込み。
日足RSIは、中立圏内で上昇トレンドラインを維持している。MACDはやや弱含みで推移するものの、全体として堅調。出来高は収縮基調となっており、拡大局面ではなくレンジ推移を示唆する。
四半期ごとのトークンバーン、取引所の流動性引き締め、ユベントスとのパートナーシップによるエコシステム拡大がファンダメンタルズを支える。これらの要因が、5月中の57ドル突破を後押しする可能性がある。
TRXは現在、0.3233ドル付近で上昇パラレルチャネル内を推移。0.32ドル近辺のチャネル中央値は、長期間にわたりサポートやレジスタンスとして機能し、再びここで反発している。この水準は0.5フィボナッチ・リトレースメントにも一致する。
このエリアは、以前のレジスタンスがサポートへと切り替わった複合的な支持帯でもある。上値を試す場合は、0.786フィボナッチ(0.35ドル)が次の目安となる。TRXは直近で1月18日の高値を突破し、数カ月ぶりに高値更新となった。
日足RSIはやや下落気味ながら、中立圏をキープ。MACDも下向きだが、出来高の減少により下押し圧力は限定的となっている。
トロン上のステーブルコイン流通量が過去最高を更新し、かつ低ボラティリティの上昇トレンドが強気な構造を支える。USDT供給の成長が5月中の過去最高値チャレンジを後押しする可能性もある。
HYPEは、1日で4.90%下落し39.62ドル前後で推移。1月安値からの上昇トレンドラインと、0.5フィボナッチ(約40ドル)が重なる水準をテスト中。この重なりを維持できるかが強気シナリオの大前提となる。
0.618フィボナッチ(44.54ドル)を回復できれば、まず重要な転換点となる。次の抵抗帯は0.786フィボナッチ付近(50ドル手前)に位置し、これを上抜ければ過去最高値59.41ドルへ道が開ける。
指標は短期的な弱さを示す。日足RSIは上昇トレンドラインを割り込んでおり(青丸)、MACDも引き続き赤色ヒストグラムを示している。ただし、出来高も減少傾向にあり、下げ自体の勢いは限定的と考えられる。
ハイパーリキッドの買い戻し&バーン施策や、パーペチュアルDEX取引高での圧倒的シェアがファンダメンタルズを支える。40ドルのトレンドラインを守れれば、5月中の過去最高値再挑戦が期待できる。

