ソラナ(SOL)価格は90ドル付近で推移している。日足チャートでは、底打ちパターンが再び現れている。買い手は、5営業日連続で取引所からの純流出に転じた。
11%の反発、反転パターンの形成、新たな現物需要――これらが一体となって動いている。SOLがこれを14%の上昇に転換できるかは、直上に存在する大量供給の壁が鍵となる。
日足チャートでは、ソラナは3月下旬以降、逆三尊パターンを形成している。右肩は4月下旬に形作られた。SOLはこの下値から約11%反発し、上値ネックラインへの回復を試みている。このラインが上昇シグナルとなる。
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移動平均線も注目材料となる。20日指数移動平均線(EMA)は直近の値動きに重点を置くトレンド指標だが、50日EMAとのゴールデンクロスが近づいている。
短期EMAは両方とも100日EMAの下に位置し、現状で上値を抑えている。ゴールデンクロス確定でモメンタムシグナルの第1点となる。さらに100日EMA(約93.91ドル)を価格が奪回できれば、第2のシグナルとなる。
もっとも、パターン継続には、フロー指標による裏付けも必要である。
Glassnodeによると、取引所純ポジションの推移は買いに転じた。この指標はSOLの取引所入出金を追跡している。4月22日から5月1日にかけては流入が優勢となり、単日で最大140万SOLが取引所に移動した。
その後、傾向は反転。5月6日までの5営業日連続で、SOLは取引所から純流出している。直近では54万3961SOLの流出となった。この変化は、供給吸収のペースが売り手の供給動向を上回りつつあることを示している。
オンチェーンの別指標もこの動向を裏付ける。Glassnodeの取得コスト分布ヒートマップは、ホルダーがどの価格帯でコインを取得したかを示している。現状では、約541万SOLが現価格の直上に集積している。
この帯域は歴史的にレジスタンス(抵抗帯)となる。損益分岐のホルダーは、特にエントリーが直近の底値の場合、利確売りが出やすい。
これらホルダーが利確売りに動かず、そのまま保有を維持すれば、14%上昇のシナリオに現実味が出てくる。現時点では、パターン・フロー・需給分布が一致している。チャート上の各分岐点が一目瞭然となった。
パターン、フロー反転、供給帯が重なることで、注目は価格帯へ移る。右肩下値81.29ドルから各水準を割り出すと、SOLは現在0.618水準(90.03ドル)で攻防中。
この水準を明確に上回れば、92.41ドル(0.786フィボナッチ)まで上値余地が広がる。ここは91.70~92.43ドルの間に541万SOLが集中し、最初の大きな供給の壁となる。
その上には100日EMA93.91ドルがあり、次の上値抵抗となる。逆三尊のネックラインは96.95ドルに位置。当該水準を突破すればパターンが発動し、上昇幅の目安は14.45%。SOLは111.00ドルに到達するシナリオとなる。
一方、下値メドも明確だ。90.03ドルを維持できなければ、86.69ドル(0.382)、84.63ドル(0.236)が下値支持となる。81.29ドル(右肩下値)を割り込めば、ソラナの価格パターン全体が弱含む。
フローの転換とパターンの形成は上昇を示唆している。ただし、541万ソラナの供給クラスターは依然として試されていない。また、100日移動平均線は依然として上昇の上に位置している。96.95ドルを上回って終値を付ければ、14%上昇し111.00ドルまでのソラナ価格の上昇が現実味を帯び、一方で81.29ドルの無効化ラインまで下落する可能性もある。


