クジラウォレット0x50b3が、イーサ(ETH)に25倍のレバレッジをかけたショートポジションを5055万ドル規模で建てたことが、Lookonchainのデータから判明した。同じウォレットはビットコイン(BTC)に20倍レバレッジで2527万ドルのロングを建てており、クジラが2大暗号資産に分散してポジションを取っている。
このポジションはイーサリアムの取引価格が2193ドル付近で形成された。ショート側の強制清算価格は2288ドル、ビットコインのロングは7万325ドルとなっている。
トレーダーはショートで2万3151ETH、ロングで323.72BTCをポジションに入れた。非対称な組み合わせは、ビットコインが堅調でイーサが下落した場合に利益となる。
ビットコインは本日7万8400ドル付近で推移しており、ロングの清算価格まで約8000ドルの余裕がある。
イーサリアムはショート側の清算価格まで5%未満となっており、トレーダーはさらなる軟調か短期の急落を見込む姿勢を示した。
このイレギュラーな両建ては、ETHがBTCを下回るパフォーマンスを続けるとの見方に基づく相対取引とみられる。
一方、マトリックスポート関連のクジラは、かつて5900万ドルの利益を確定させた後、イーサのロングを追加し、計11万4160ETH(2億4865万ドル相当)の保有を継続している。
このポジションは4つのウォレットで分散されており、含み損は1030万ドルに達する。市場が軟調でもロングへの強い姿勢を維持している。
また、イーサ保有で歴史的に803倍のリターンを上げたOG(オリジナル・ホルダー)も再び買い増しに動いた。このウォレットは10年前、ShapeShiftから1ETHあたり3.46ドルで1万1005ETHを受け取っていた。
1年以上前にこの全量を1ETHあたり2777ドルで売却し、3056万ドルを手にしている。現在は425万6000USDCを投じ、2182ドルで1951ETHを取得した。
ただし売り圧力は異なる様相を見せる。トランプ米大統領と関係が指摘されるWorld Liberty Financial関連ウォレットは、4870ETHを2178ドルで米ドルステーブルコイン(USDC)と1,061万ドル分売却した。この売却は、広範な市場調整の約8時間前に完了した。
またGammafundと関連が疑われる2アドレスが、計1万976ETH(2390万ドル相当)を1時間以内にBinanceに送金した。機関投資家によるリスク低減と同様の動きが見られる。
レバレッジショートが的中するか、時期尚早となるかは、押し目買い勢力次第となる。マトリックスポートのトレーダーやOGの買い戻しが、イーサが2200ドルの下値を守るカギを握る。

