NBA〈ダラス・マーベリックス〉オーナーであり、“シャークタンク”でも知られる億万長者マーク・キューバン氏は、2026年5月21日公開のインタビューで「保有していたビットコイン(BTC)の約80%を処分した」と明かしました。理由は「最近の地政学リスクやドル安局面で、ビットコインが〈デジタルゴールド〉として機能しなかった」ためだと述べています。具体的なコメントは CoinDesk の記事 で確認できます。
売却当日のBTC価格は約7万7,000ドル。週足ベースで5%下落したタイミングでの発言だったため、市場は一時的に“追い売り”を警戒しました。しかし実際にはブロックトレード(店頭取引)中心で処理されたとされ、オンチェーンの出来高急増は限定的でした。キューバン氏はイーサリアム(ETH)については「スマートコントラクトの実用性を評価して保有継続」と語り、ポートフォリオの主軸をETHに移した格好です。
世界最大級の大学基金を運用するハーバード・マネジメント・カンパニー(HMC)は、2026年5月17日付のSEC提出・Form 13Fで、ブラックロックのスポット型イーサリアムETF〈iShares Ethereum Trust(ETHA)〉約3.9百万株を全て売却したことを開示しました。加えて、主力だったビットコインETF〈iShares Bitcoin Trust(IBIT)〉も43%削減しています。詳細はハーバード大の学内紙 The Harvard Crimson が報じています。
同基金は2025年Q2に初めてIBITへ約1.9百万株(約1.1億ドル相当)投資し、同年末にはETHAを約8,700万ドル分買い増す“攻めの姿勢”を見せていました。しかし2026年Q1の“リバランス”で方針転換。背景には①2025年10月高値から続くBTC・ETHのボラティリティ、②米国金利上昇とリスク資産見直し、③学内外からの「投機性の高い資産への資金集中」批判など複数の要因が挙げられます。
つまり、大口主体の売却イベントは短期的な心理ショックを与えたものの、ETF経由の分散ホルダーが吸収する構図が維持された格好です。ここには機関投資家向けの流動性プール拡大が効いており、「有名人/大型基金=価格クラッシュ」という単純図式が当てはまらなくなっている点が注目されます。
両者の売却は〈ポートフォリオ再調整〉であって、暗号資産そのものの将来性を全否定するものではありません。キューバン氏も依然としてETHを保有し、ハーバード基金も残ったIBIT株式(約3百万株)を継続保有しています。SEC登録ETFを通じた保有は、価格透明性・コンプライアンス要件を満たしつつ迅速な売買を可能にするため、“弾力的なリスクマネジメント”の一環と捉えられます。
伝統金融でも、機関投資家が四半期ごとに株式を数十%単位で入れ替えることは珍しくありません。暗号資産市場も流動性が向上した現在、同様のリバランスが常態化しつつあります。裏を返せば、短期の売却ニュースに振り回され過ぎない視点が、個人投資家にも求められる段階に来たと言えるでしょう。
以下は公開データに基づく投機的シナリオ例です。将来を保証するものではありません。
いずれのシナリオでも、ハイリスク・ハイボラティリティという暗号資産の本質は変わりません。資産全体の5~10%以内にとどめ、ストップロスや分散投資を徹底することが肝要です。
まとめると、今回の売却劇は「大口が相次いで撤退→長期下落トレンド入り」という単線的解釈ではなく、成熟市場での正常なポートフォリオ調整と読み解くべきです。初心者の方は、ニュースの“見出しショック”に動揺せず、余剰資金・長期視点・情報精査を三本柱に学びを深めていきましょう。
投稿 マーク・キューバンとハーバード大学基金の仮想通貨売却を徹底解説!初心者向けに学ぶ価格影響と今後の稼ぎ方シナリオ は NFT-TIMES に最初に表示されました。
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