ビットコイン(BTC)は金曜日に7万4000ドルを再び上回った。ワシントンとテヘランの間で停戦合意に向けた期待が再燃し、トレーダーが価格に織り込んだ形。しかし、両国は合意内容を巡って依然として公開の場で対立している。
ビットコインは7万4161ドル近辺で推移し、24時間で約1.1%上昇。本稿執筆時点で、トランプ米大統領が合意枠組みの草案が浮上していると示唆した。ただし、両国首都からは異なる説明がなされ、最終合意には至っていない。
トランプ米大統領は、イランが「恒久的に核兵器を放棄すること」「ホルムズ海峡の通航料を無料化し開放すること」「B-2爆撃機による昨年の空爆後に残った埋設高濃縮ウランを米国が撤去すること」に同意しなければならないと述べた。
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さらに、追って通知があるまで資金の受け渡しは行われないとしており、最終判断のためにシチュエーションルームに向かうと説明した。
イラン当局は数時間以内にファールス通信を通じてこの発表に反論。イラン側は「凍結資産120億ドルを事前に解除すること」「レバノンでの停戦の事前合意」「ホルムズ通行無料や米主導のウラン処理条項の不在」を要求したと主張した。
こうした対立は、過去にも報道されたホルムズ関連合意の憶測と重なり、市場を一時押し上げたが、不一致が明らかになると失速した経緯がある。
ニューヨーク・タイムズは、米交渉団が「国際投資基金」と呼ぶイラン向け復興資金3000億ドルを含む草案が存在すると報道した。
イラン側はこれを「戦争賠償金」と位置付ける一方、米側はその名称の使用を避けている。
トランプ氏の投稿にはこの基金への言及がなく、「資金の授受なし」という説明と矛盾する。
今月初旬にも、秘密裏のイラン合意の噂が株式先物市場を押し上げた。
イラン当局は、トランプ氏が「勝者」の物語を演出するため、非公開協議の内容を歪曲する恐れがあると警告したと報じられている。
ホルムズ海峡再開への期待から暗号資産市場が上昇。これは石油価格の下落とインフレ圧力の緩和につながるため。
アナリストは、ホルムズ海峡の石油価格が中東のニュースとビットコインの流動性を結ぶ主要な要素だと指摘する。
ただし、ビットコインの直近7日間チャートは3.6%安となっており、今サイクルのトランプ氏によるイラン攻撃一時停止時と類似したセンチメントの揺れがみられる。
覚書の効力が継続するかどうかは、今後60日間の資産解除、停戦範囲、復興基金に関する情報開示の動向次第となる。


