XRP(XRP)価格は1.31ドル付近で停滞。下落チャネル内にとどまり、主要な回復局面を阻んできた水準のいずれも奪還できずにいる。
表面下では、2つの最大クジラ層と長期保有者が今週末、持ち高を削減した。このため、次の動きは買い手が1つの重要なラインを奪回できるかにかかる。
XRPは2月中旬以降、下降チャネル内で推移してきた。価格は、下向きの平行線に挟まれた範囲で安値を切り下げつつ、徐々に下落している。直近の下落後、チャネルの中央付近まで戻しているが、中央線を奪還するだけでは強気転換には至らない。
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ここから注目すべきは主要水準だ。XRPは20日指数平滑移動平均線(EMA)を奪還する必要がある。これは直近の価格に重みを置いたトレンドラインで、1.35ドル付近に位置する。過去の値動きがその重要性を示す。5月16日に20日EMAを割り込んだ際は約11%の下落、一方5月初旬に再び上回った際にはほぼ11%上昇した。つまり、このテクニカル水準は重要な分岐点といえる。
さらに大きな警告がXRPクジラの動向に現れる。2つの最大保有層が5月31日以降そろって持ち高を削減。6月相場の弱さを見込んでいると見られる。
1億XRP〜10億XRPのクジラは全体シェアを11.54%から約9.9%へ大幅に減らした。1000万XRP〜1億XRPの層も17.61%から17.36%へ削減した。
双方が同時に減らしたことで、特定の売り手による影響ではなく、構造的な弱さが浮き彫りとなる。この売りに対し、買い手が出ているかが問われる局面。
長期保有者の動向も改善していない。中長期保有者の純ポジション変化を示す指標「ホドラー・ネット・ポジション・チェンジ」は、今週末に大きく低下した。
この指標は、5月30日時点の約2億6840万XRPから翌日には約2億1660万XRPまで大幅減。1日で19%もの急減となり、買い集めよりも分配が進んだ状況となった。
クジラ、長期保有者とも持ち高を同時に減らすなか、鮮明な買い支えは見られない。他取引所でのXRP流出が一部蓄積を示唆するが、価格反映には至っていない。こうしたなか、XRPの価格チャートが弱含み継続か、底打ちかを見極める展開。
重要な20日EMAは、0.618フィボナッチ水準の1.348ドル(1.35ドル付近)とほぼ一致する。
1.35ドル(約2.6%上昇)を明確に上抜ければ、次は1.38ドル(50日EMA)、さらに1.42ドル、1.47ドルに接近する。1.55ドルを突破すれば上昇傾向が強まる。一方でXRPは1.29ドルと1.26ドルを死守する必要がある。直近のリスクは1.29ドル(水準から1.45%下)、1.26ドルを割ると1.22ドルが視野に入る。
現状、1.35ドルが2桁回復と1.22ドル水準への逆行を分ける分岐点となる。
