XRP(XRP)は市場全体が下落する中XRP(XRP)は市場全体が下落する中

XRP、流動性低下も機関投資家に人気

2026/06/03 14:41
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XRP(XRP)は市場全体が下落する中でも新たなETF資金を呼び込んでおり、2026年も機関投資家の資金流入が続く希少なトークンとなっている。

タイミングは難しい。今週は市場とともにXRP価格も下落したが、機関投資家の動きやオンチェーンのシグナルは、ローソク足が示す内容と異なる状況。

XRPが機関投資家の争奪戦で優位 ETF資金が流入継続

市場全体が資金流出となる中、XRP現物ETFプロダクトには資金が集まっていた。SoSoValueによると、2026年5月には1億3194万ドルの流入があり、年内で最も好調な月となった。

XRPスポットETF資金流入 出典:SoSoValueXRPスポットETF資金流入 出典: SoSoValue

この動きは他の主要銘柄と対照的である。

ビットコインETF資金流出 出典:SoSoValueビットコインETF資金流出 出典: SoSoValue

ビットコインETFは5月に24億3000万ドルの資金流出となり、イーサリアムETFも同期間に5億4088万ドルの流出があった。

イーサリアムETF資金流出 出典:SoSoValueイーサリアムETF資金流出 出典: SoSoValue

この傾向は年初から継続している。ETFが上場以来、XRPファンドでマイナスとなったのは3月の1度のみで、3,116万ドルの流出となった。

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6月上旬も資金流入が続き、価格が下落する中でも413万ドルが追加で流入した。XRPの機関投資家による安定した需要は、時価総額上位銘柄との明確な違いとなっている。

ただし、ETF資金の流入だけでは、長期保有者が同様の信念を持っているとは限らない。

薄い流動性がリスク要因 長期保有者は買い増し継続

現物市場には依然として警戒感がつきまとう。5月下旬、オンチェーン分析のCryptoQuantは、バイナンスでのXRP流動性が2020年1月以来の最低水準に落ち込んだと指摘した。

流動性が薄い市場は、価格が変動しやすい。

アナリストのArabxChainによれば、「市場の感応度が上がり、大口注文が価格に大きく影響しやすい」と説明する。この感応度は数日後、XRPが市場とともに急落した際に現れた。

これは、流動性が薄いと板の注文数が減ることを意味する。したがって、通常の売り注文でも板を早く消化し、結果として価格は流動性が厚いとき以上に大きく下落しやすい。

このことが、機関投資家による資金流入がある中でXRP価格が下落した理由といえる。

それでも長期保有者の姿勢は崩れない。XRPホルダーのネットポジション変化(長期保有者が保有するXRPの月次増減)は、5月31日の約2億1656万XRPから6月2日には約2億6467万XRPへと増加した。わずか数日で22%増となった。

言い換えれば、価格下落時にもこの層は保有量を減らすどころか、むしろ積み増した。こうしたXRP長期保有者の動きはパニックではなく、信念を示すものといえる。

XRPホルダーポジション変化 出典:GlassnodeXRPホルダーポジション変化 出典: Glassnode

この買い増しは、5月30日以降に顕著となった売りボリュームの増加(リテールによる逆方向の動き)と対照的だった。

価格チャネル 出典:TradingView価格チャネル 出典: TradingView

流動性の弱さと長期保有者の強さという対立が、今後チャート上でどのような動きを生むか注目される。

チャネルが維持される中で注視すべきXRP価格水準:上昇・下落両シナリオを解説

ここから価格の動きを見る。今年初めに約53%下落した後、XRP価格は2月初旬以降、上昇の平行チャネル内で推移してきた。

直近の売りで、このチャネル下限が試された。XRPは1.18ドルまで下落したが、1.21ドル近辺まで反発した。ビットコインやイーサリアムよりも下げ幅は小さく、チャネルの下限も維持された。

この下限維持により、XRPの反発シナリオは継続となり、ETFや保有者の底堅さと合致した動き。

上昇シナリオには、XRPが1.20ドル以上を維持し、1.28ドル、1.35ドルを回復する必要がある。1.35ドルを超える動きは、重要な回復の水準となる0.618のフィボナッチ・レベルとも重なり、約12.5%の反発を示唆する。

下落シナリオも近い。約1.45%下落すればチャネル下限を割り込む。1.18ドルを割り込めば、XRPの下値支持線は1.11ドルとなり、さらに深ければ0.95ドル近辺まで下落する可能性。

XRP価格分析XRP価格分析: TradingView

下落トリガーとなるのは機関投資家の流入減少。ETFへの流入が止まり、保有者が売りに傾き、ビットコインが市場全体を引き下げる展開なら、チャネルも崩れる可能性が高い。流動性懸念も5月下旬から既に現れている。

1.18ドル近辺のチャネル下限が、1.35ドルへの反発と1.11ドルや0.95ドルへの一段安を分ける分岐線となる。

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