ギャラクシー・デジタルのアレックス・ソーンリサーチ責任者は、クラリティ法(Clarity Act)が2026年に成立する確率を75%から60%に下方修正した。低下の主因は法案自体の内容ではなく、上院の日程が逼迫しているためである。
暗号資産の市場構造法案は、上院銀行委員会を超党派の支持で通過し、6月1日には本会議のカレンダーに載った。ただし、8月の休会前に採決日程が組まれていない。
ソーン氏は今回の見直しを機械的なものと説明した。委員会で法案は15対9で可決され、現在上院の日程表(カレンダー423番)に載っている。
同氏の懸念は、残された審議日数の少なさにある。法案は、7月末の8月休会入り前に上院を通過する必要があり、下院での再審議も想定される。
その後は中間選挙の選挙運動が本格化するため、大型法案への本会議時間が圧迫される。この状況は、法案が先月上院銀行委を通過して以来、今後の成立に向けた課題に影響を及ぼしている。
ソーン氏の見方はポリマーケットでの賭け率よりやや高い。同市場では、2026年にクラリティ法が成立する確率を54%と見積もっている。前日に比べて11%の下落となった。
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実際、この数週間で審議時間は一層短くなっている。上院では、政権による対兵器化対策基金を巡る対立によって審議日数が失われた。
監視法第702条更新のための手続き投票も、6月5日に47対52で否決された。この権限は6月12日に期限を迎え、来週の本会議はその再承認に多くの時間が割かれる見込み。
こうした圧迫は、上院の委員会で超党派による投票後の日程遅延とも重なる。
本会議で議事終局を得るには約60票が必要である。ソーン氏は共和党のジョシュ・ホーリー議員とランド・ポール議員が反対票を投じると見ている。
この2人は更新案に対しても反対している。そのため、法案可決には少なくとも9人の民主党議員の協力が不可欠となる。
倫理条項や不正資金対策のルールも未確定だ。民主党は倫理条項への修正を支援の条件としており、これらの課題での合意は公表されていない。
ジョン・チューン院内総務が7月の本会議採決日程設定を約束すれば、成立確率は再び上向く可能性がある。
これがなければ、9月にリスクの高い再チャレンジとなる道が残される。
