10Xリサーチは、ビットコイン(BTC)に残された時間は少ないとし、今後2週間と2つのイベントが次の局面を決めると指摘する。一方、Bitwiseのハンター・ホースリーCEOは、本当のビットコインリスクはもっと大きいと反論する。結局のところ、誰も気にしないのが現実である。
ビットコインは約6万2300ドルで推移しており、過去30日間で21%下落、2025年10月の過去最高値からは約51%安となる(BeInCrypto市場データ)。両社は、市場が転換点にあることでは一致している。しかし、どのような転換点かについては見解が分かれている。
同社が6月7日に発表した最新レポートは、6月10日の5月CPI(消費者物価指数)発表と6月16日から17日の米連邦準備制度理事会(FRB)会合の2つを重要な決定期と位置づける。10Xリサーチは、FRB声明から緩和バイアスが外され、高金利維持への圧力が強まると予想する。
この警告には実績がある。5月16日、同社はビットコインの30日移動平均線7万8404ドルにストップを設けた。
独自の集計では、その水準からビットコインは23%下落。広範なベア(弱気)市場チャートのシグナルを裏付けた。推奨するショートのイーサリアム(ETH)は30%下落した。
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同社の主張は流動性の収縮に根拠を置く。消費者物価が2.4%から3.8%へ上昇、生産者物価は6.0%上昇、30年債利回りが5.0%超としている。
また、今回は従来のようなトランプ氏の政策による下支え、つまり過去の関税撤廃や停戦とは異なり、支援策が存在しないとも指摘する。
確認可能なデータもこの主張を裏付けている。4月のCPIは3.8%となり2023年以来の最高水準。トレーダーは2026年末までに利上げがある確率を約70%と織り込む。
ただし、10Xリサーチは最も予測が難しいのはデータそのものではなく、投資家が「関心を持つ」瞬間だと認める。
ホースリーCEOはまさにその点を暗号資産業界全体に問い直している。
Bitwiseのハンター・ホースリーCEOは、暗号資産と他の資産を比較して指摘する:
こうした状況のもと、同氏は市場の関心事項は内向きに過ぎないと一蹴。例えばストラテジーが2022年以来初めて32BTCを売却した件や、マイケル・セイラー氏による生成AIへの資本シフト論など、ほとんどの投資家は関心を示さないと指摘する。
両者の警告は異なる時間軸を描く:
CPI発表とFRB決定は、前者の仮説を今後数日で試す。一方、後者の検証には数年を要する可能性がある。
それでも両者の結論は同じ方向を指す。ビットコインの次の動きは「誰かが本当に関心を持つか」にかかっている。

