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下落相場でXRPがビットコイン・イーサリアム・ソラナを上回る

2026/06/09 17:21
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XRPの価格は今週約9%下落したが、同期間で他の主要な大型トークンよりも下落幅は小さい。アルトコインは荒れた1か月を経て1.16ドル近辺で推移している。

この相対的な強さは偶然ではない。資金の流れ、ポジション、蓄積状況など複数のシグナルが、XRPが他のトークンよりも底堅かった理由と、今後さらに価格を維持するために必要な要因を示している。

XRPの下落幅、周囲の全トークンよりも小さい

まずは成績表から見る。XRPは過去7日間で約9%下落した。この数値は、他のトークンと比較して初めて意味を持つ。

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ビットコイン(BTC)は同期間で約11%下落。イーサリアム(ETH)は約16%下落し、ソラナ(SOL)はほぼ17%の下落となった。XRPは主要な大型トークンの中で最も下落幅が小さい。

週次ドローダウン比較XRP 週次ドローダウン比較 CoinGecko

BNBも今週単位ではXRPより弱い。

市場全体がリスク回避に傾いた。ビットコインとイーサリアムの現物ETFは6月初旬に過去最大の資金流出を記録し、よりリスクの高いトークンから資本が流出した。

XRPも同じ売り圧力下にあったが、下落は限定的だった。これは相対的な強さの兆候であり、他の資産よりも価格下落が緩やかな場合、買い意欲が最初に戻りやすい。XRPが底堅かった理由の手掛かりはスマートマネーデータにも見られる。

第1の理由:スマートマネーによる買いが下落を支えた

第1の理由はここにある。スマートマネーインデックスは、取引セッションの重要な局面で情報を持つ投資家が買い越しか売り越しかを測る指標であり、価格とは逆方向に動いた。

2月6日から6月初旬にかけて、XRPの価格は下落トレンドが続いた。しかし、スマートマネーインデックスはこの期間上昇した。

価格が下がる一方、情報を持つ投資家のポジションを示唆する指標は上昇した。現在、同インデックスはシグナルラインに向けてカーブしており、圧力が転換しつつある兆候といえる。

スマートマネーインデックスXRP スマートマネーインデックス TradingView

こうした情報を持つ投資家による買いが下落局面の下支えとなった。BTC、ETH、SOLよりXRPの下落幅が限定的だった理由の一部がここにある。次の理由は実際にコインがどこへ移動したかにある。

第2の理由:価格下落時にコインが取引所から流出

蓄積活動は痕跡を残すが、XRPはスマートマネーの動向と同じ方向性を示している。

XRPの取引所へのフローは急減した。取引所の純ポジション変化(入出金の純額)は6月3日の約マイナス800万XRPから6月8日には約マイナス9200万XRPまで低下した。純流出額は1050%増加した。

価格下落時にコインが取引所から流出するのは、保有者が売却ではなくコールドウォレットなどに移したことを意味する。これにより流通供給がタイトになった。

取引所純ポジション変化XRP 取引所純ポジション変化 Glassnode

このシグナルは、前述のスマートマネーインデックス上昇と並ぶ根拠だ。

これら2つの要因が過去の値動きを説明する。そして第3の理由が今後の可能性を示す。

第3の理由:ショート積み上がりでXRP反発の素地

下落を和らげた要素は、反発にもつながりうる。BybitのXRPパーペチュアル市場では、直近30日間のショート清算レバレッジが1億3400万ドル近くとなり、ロングの約8000万ドルを大きく上回っている。

このアンバランスは、上昇局面でショートポジションの買い戻しを誘発し、ショートスクイーズ(踏み上げ)による急反発をもたらす可能性がある。

清算マップ清算マップ Coinglass

XRPの価格チャートはトリガーの位置を示している。3月17日の高値、4月5日の安値、5月14日の高値にまたがる値動きをもとに、XRP価格は1.04ドル付近に下値支持線を形成し、1.618倍エクステンションの1.01ドルのすぐ上で反発した。

直近のスイング水準は維持された。今後の上昇局面での最初のハードルは1.22ドル、次に1.29ドルとなる見込み。5月下旬に下回った1.34ドルを取り戻せば、本格的な強さが確認できる。ただし、1.22ドルを越えただけでも、先述の清算マップによればショートスクイーズが発生する可能性がある。

XRP価格分析XRP価格分析 出典: TradingView

注意点は買い圧力だ。もし1.22ドル突破前に需要が弱まれば、ショートスクイーズの勢いが失われ、価格は再び1.04ドルを試す可能性。これが下落シナリオとなる。1.22ドルは、スマートマネー主導のショートスクイーズに向かうか、1.04ドルへのさらなる下落かを分ける水準。

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