最高裁判所で大きな影響を持つ可能性のある訴訟の原告側が、元国土安全保障長官クリスティ・ノエムが事件の核心にある重要な問題について公然と嘘をついたという新たな証拠があると裁判官らに通告した。
問題の核心は、トランプ政権がハイチ系移民の一時保護ステータス(TPS)を取り消すことを認めるかどうかにある。法律はこれまで、TPSは出身国の状況が帰還できるほど安全になるまで適用されるものと解釈されてきた。しかしトランプ政権は、TPSの終了時期を決定する裁量権を大幅に拡大し、合法的に滞在していた数十万人の強制送還への道を開こうとしている。

複数の裁判所が政権の主張を退けており、最高裁判所は近日中にこの問題について判断を下す予定だ。
新たな申立書は、ノエムがTPSを取り消す対象国の状況について国務省と協議したと主張したことが虚偽であることを新たな証拠が証明していると述べている。
「最近入手したDHS文書――7月1日の終了通知に関連して作成された文書――は、ハイチのTPS指定の終了が予め決められた結果であったことを示すさらなる証拠を含んでいる」と申立書は述べている。具体的には、終了決定が6月4日に下されていたことを文書が証明しており、「新たに入手したDHSのメールは、長官が6月4日にハイチのTPS指定終了を決定する前に、そのような協議が行われなかったことを明確に示している」とされている。
申立書は、最高裁判所が本件の審理を認める根拠となった事実がそもそも真実ではなかったとして、判断を下すことなく事件全体を棄却し、政権の主張を退けた下級裁判所の判決をそのまま維持するよう最高裁判所に求めている。

