業界の最優先政策である暗号資産市場構造法案の協議の中心にいる共和党上院議員シンシア・ルミス氏は、ホワイトハウスが彼女が民主党と練り上げた倫理条項に抵抗していると述べた。

そのため、ワイオミング州の議員は、超党派協議で民主党の同僚を満足させながら、ホワイトハウスを説得しようとする仲介者の立場に置かれていると、火曜日にワシントンで開催されたブロックチェーン協会の政策サミットで述べた。それでも彼女は、交渉担当者が今週末までに作業草案を公開し、来週に正式にマークアップすべきだと考えている。

ルミス氏は、彼女と民主党のルーベン・ガレゴ上院議員が倫理に関するいくつかの文言を考案したと述べた。彼女は詳細について明言しなかったが、民主党にとっての争点の一つは、高官が政策権限を持つ業界から利益を得ることを禁止するという要求であり、これは主にドナルド・トランプ大統領とその家族の暗号資産ビジネスを対象としている。

彼女によると、民主党はまた、商品先物取引委員会（CFTC）と証券取引委員会（SEC）の委員として自党のメンバーが指名されるという保証を得ようとしているが、ホワイトハウスはこれまでのところ、超党派委員会を意図した法律にもかかわらず、これを拒否しているという。

「ホワイトハウスはそれを突き返して、『もっと良くできるはずだ』と言ったので、ホワイトハウスにとっては受け入れられないものだった」と彼女は述べた。ルミス氏は「もう一度取り組むために」同僚と再び集まっていると述べた。

ルミス氏は上院銀行委員会の一部であるデジタル資産小委員会の委員長であり、法案の承認が必要な二つのパネルの一つである（もう一つは農業委員会）。

「今こそ成果を公開する時だ」と彼女は述べたが、法案の文言が急速に変化していることも認めた。「今がまさに重要な時期だ。残り2週間だ」

業界は、外部からの意見が含まれていない数週間の非公開協議の後、落ち着かなくなっていると彼女は示唆した。

「この成果物は、完成したときには非常に強力なものになるだろう」と、長年ルミス氏の暗号資産パートナーを務めてきた民主党のキルステン・ジリブランド上院議員は述べた。「下院でさえ、私たちがこの草案で取り組んでいるすべての問題に取り組んでいなかった。彼らは分散型金融取引所にさえ対応していなかった」と彼女は、今年初めに下院が承認したクラリティ法に言及して述べた。