電気で加熱した温風を送り出すセラミックファンヒーター。脱衣所やトイレ、机の下などエアコンの風が届かず寒くなりがちな場所で、手軽に使いやすい暖房器具です。しかし、シャープ・パナソニック・アイリスオーヤマ・山善などのメーカーが、人感センサーや温度センサーで電気代を節約できるモデルや加湿機能を備えた大型モデル、トイレにおける電気で加熱した温風を送り出すセラミックファンヒーター。脱衣所やトイレ、机の下などエアコンの風が届かず寒くなりがちな場所で、手軽に使いやすい暖房器具です。しかし、シャープ・パナソニック・アイリスオーヤマ・山善などのメーカーが、人感センサーや温度センサーで電気代を節約できるモデルや加湿機能を備えた大型モデル、トイレにおける

【徹底比較】セラミックファンヒーターのおすすめ人気ランキング

2025/12/15 19:47

電気で加熱した温風を送り出すセラミックファンヒーター。脱衣所やトイレ、机の下などエアコンの風が届かず寒くなりがちな場所で、手軽に使いやすい暖房器具です。しかし、シャープ・パナソニック・アイリスオーヤマ・山善などのメーカーが、人感センサーや温度センサーで電気代を節約できるモデルや加湿機能を備えた大型モデル、トイレにおけるような小型モデルまでさまざまな商品を販売しており、どれを買えば良いのか迷ってしまいますよね。

今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のセラミックファンヒーター38商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのセラミックファンヒーターをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなセラミックファンヒーターは「足元から胸元までを短時間で暖め、省エネで手軽に使える商品」。ぜひ購入の際の参考にしてください。


マイベストで全38商品の「セラミックファンヒーター」ランキングを見る

売れ筋の人気セラミックファンヒーター全38商品を徹底比較!

マイベストではベストなセラミックファンヒーターを「足元から胸元までを短時間で暖め、省エネで手軽に使える商品」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のセラミックファンヒーター38商品を集め、以下の5つのポイントで徹底検証しました。検証①:速暖性検証②:暖房範囲検証③:電気代の安さ検証④:使い勝手の良さ検証⑤:安全性への配慮

おすすめ人気ランキング

【1位】ヒートワイドスリム(スリーアップ)

おすすめスコア:4.83(2025/12/15時点)

最安価格:11,040円(2025/12/15時点)

暖まる範囲の幅が広い!設置スペースに余裕がある人向け

加湿器や冷暖房器具など、季節家電を取り扱うスリーアップの「ヒートワイドスリム」。独自設計の風路、ファン、モーターを改良し、温風到達距離が向上したと謳っています。節電・暖房・パワフル暖房の3モードで出力の切り替えが可能。幅が広い吹き出し口による速暖性の高さが魅力です。パワフル暖房時の風速は6.0m/sとトップクラスに強く、運転1分後で約16℃、運転3分後で約20℃まで上昇し、足元をしっかり暖められました。両足がまんべんなく暖まるのはもちろん、すねのあたりまで温風が届く暖房範囲の広さもメリット。両足をそろえず、くつろいだ状態でも暖かく感じられるでしょう。使い勝手の面では、18〜30℃までの幅広い温度設定、最大8時間のタイマー運転、2分間動きを感知しないと停止する人感センサー、遠くから操作できるリモコンなど便利な機能をひと通り搭載している点が高評価。足元の暖房からヒートショック対策まで、どんな場面でも困ることは少ないでしょう。10分あたりの電気代はパワフル暖房時に5.13円、節電モード時は0.27円。ほかの商品の弱モードより安い結果に。人感センサーを搭載しているので、うまく活用して節電しましょう。運転音はパワフル暖房で51dB、節電モードで49.6dB。モードごとの変化があまりないため、静かな商品がほしい人にはあまり向いていません。また、運転中の吹き出し口の温度が79.5℃と高温なので、とくに小さな子どもがいる人は触らせないように注意しましょう。設置スペースに余裕がある人は、幅広い場所を暖められるこちらがおすすめですよ。


良い点:
  • パワフル暖房時の風速は6.0m/sとトップクラスに強く、足元をしっかり暖められる
  • 暖房範囲が広いため足をそろえずくつろいだ状態でも暖かく感じられる
  • 幅広い温度設定・タイマー・人感センサー・リモコンといった便利な機能をひと通り搭載
気になる点:
  • 節電モードでも運転音があまり変わらず、静かな商品がほしい人には不向き
  • 運転中の吹き出し口の温度が79.5℃と高温
  • 設置スペースに余裕が必要

【2位】セラミックファンヒーター(ダイニチ工業)

おすすめスコア:4.68(2025/12/15時点)

最安価格:17,300円(2025/12/15時点)

広い範囲をすばやく暖める!安全性に配慮されている点も魅力

加湿器や石油暖房機器を製造する国内メーカー、ダイニチ工業の「セラミックファンヒーター」は、人感センサーと温度センサーの2つを備えた高性能機。ハイテクなだけでなく、幅広い年代の人にとって使いやすいよう、視認性と操作性を向上したと謳っています。この商品は、すぐに部屋や体を暖めてくれる暖房性能と、万が一の事故を防ぐ安全性への配慮が魅力。暖房性能は、暖める速さと範囲の両方で高い評価を得ました。本体から30cm離れた地点の温度は、運転開始からたった43秒で1℃上がり、60cm離れた地点も49秒で1℃上昇するスピード。10分の運転でもともと12℃だった部屋の温度は、足元やすねあたりだけでなく、胴回りも平均20℃を超える結果でした。広い範囲をすばやく暖められる商品といえます。運転中の本体温度は最高で40.5℃と、万一触れてしまってもやけどの心配はほとんどないでしょう。機能面では、転倒時や過熱時に自動でOFFになる機能を搭載。さらにチャイルドロック機能もあるため、子どもが誤って操作するのを防ぐ配慮がありがたいです。加えて使い勝手も良好。人の動きを検知する人感センサーと温度を検知する温度センサーを搭載しています。人がいないと平均4分で自動OFFとなり、自動モードにすると室温を約22℃に保ってくれます。必要以上に暖めてしまう心配がないため、電気代も抑えられるでしょう。実際10分運転すると、電気代は強モードで5.13円、弱モードで2.97円でした。1時間だと強モードで約30円とセラミックファンヒーターの平均ほどですが、弱モードはしっかり省エネなのが好印象です。メイン暖房からスポット暖房まで、様々なシーンで足元からすばやく暖められるこの商品。温度センサーと人感センサーが電気代を抑えてくれるので、安全性を重視する人や子育て家庭におすすめです。 


良い点:
  • 暖房性能は、暖める速さと範囲の両方で高い評価を獲得
  • 転倒・過熱時に自動でオフになる機能やチャイルドロック機能で安全性に配慮
  • 人感センサーと温度センサーを搭載しており使い勝手が良好
気になる点:
  • 特になし

【3位】大風量パネルセラミックヒーター(山善)

おすすめスコア:4.68(2025/12/15時点)

最安価格:9,980円(2025/12/15時点)

一瞬で足先ぽかぽか。ワイドな送風範囲と省エネ性能も魅力

冷暖房器具やキッチン用品、家電などを幅広く取り扱う山善の「大風量パネルセラミックヒーター DSF-VU12」は、ワイドに送風できる広い送風範囲が魅力の商品です。実際に検証でもその広さを実感できました。「パワフルモード」で運転を開始すると、吹き出し口から出る暖かい風は風速4.5m/sを記録。足元をすばやく暖め、速暖性は高評価に。本体から30cm離れた地点の温度は、運転開始からたった20秒で1℃上げ、60cm離れた地点も27秒で1℃上昇するスピードでした。お風呂上がりの冷えを防ぐのにぴったりの商品でしょう。圧倒的な暖房スピードに加え、ワイドな送風範囲も魅力です。吹き出し口の端から端まで幅広い範囲から暖かい風が出ており、幅20~30cmほどをまんべんなく暖めました。足元と膝を想定した高さ0cmと20cmの温度計は運転開始10分ほどで約30℃を示し、お風呂上がりに体を拭いたりして動く場合も暖まりやすい商品といえます。運転中の本体温度は77.2℃とかなり高温になるので触れないように注意が必要です。転倒オフ機能や加熱防止機能・チャイルドロックなど安全性を高める機能はしっかり備わっているので、火災を引き起こす心配も少ないでしょう。人感センサーと温度センサーを搭載しており、使い勝手も良好です。人がいないと1分15秒ほどで自動OFFとなり、無駄に電力を消費しないのはうれしいポイント。自動モードでは16℃〜28℃まで設定できるので、少し肌寒い日から凍えるくらい寒い日までどんなシーンでも使えます。消費電力が低く電気代があまりかからないのもうれしいポイント。実際10分運転すると、電気代は「パワフルモード」で4.32円、「弱モード」で2.7円でした。1時間運転した場合でもパワフルモードで約26円と省エネでお財布にやさしい商品です。足元を幅広くスピーディに暖められるこの商品は、風呂上がりの脱衣所で寒さを感じたくない人に自信を持っておすすめできる商品です。


良い点:
  • 30cmの距離なら20秒で1℃上がり、お風呂上がりの冷え防止にぴったり
  • 送風範囲が広く、幅20~30cmほどの範囲を10分ほどでぽかぽかにした
  • 省エネで、パワフルモードで1時間運転しても電気代は約26円に抑えられる
気になる点:
  • 特になし

【4位】加湿機能付きセラミックファンヒーター(パナソニック)

おすすめスコア:4.64(2025/12/15時点)

最安価格:21,545円(2025/12/15時点)

加湿ができ、暖房性能も高い!2台買うより電気代を減らせる

家電から住宅設備まで製造する大手電機メーカー、パナソニックの「加湿機能付きセラミックファンヒーター」は、暖房と加湿を1台でこなせる商品。さらに、同社独自の「ナノイーX」搭載で、部屋を清潔に保つと謳っています。加湿機能がありながら、セラミックファンヒーターとしての能力も優秀でした。速暖性の検証では、吹き出し口のすぐ近くはあまり暖まらなかったものの、30cm・60cm先の床はいずれも3分で10℃以上上昇。風速も3.6m/sと比較的強く、運転後すぐに熱を広げられますよ。暖房範囲は足元が中心なので、足先の寒さに悩んでいる人向けです。また、22℃と18℃の2段階で設定できる温度センサーや、人感センサーといった省エネ機能も搭載。人感センサーは人の動きが多いときは3分間、少ないときは7分間動きを感知しないと停止すると謳っています。実際にセンサーの前で動き回ったところ平均2分58秒で停止し、動かずにいたところ6分59秒で停止しました。座りながらの作業など、動きが少ない場面で使いたい人におすすめですよ。10分間使用したときの電気代は強モードで5.13円、弱モードで2.97円とやや高め。しかし、ヒーターの温風により加湿する仕組みのため、加湿モードを併用しても電気代は変わりません。セラミックファンヒーターと加湿器を個別に買うよりもランニングコストを抑えられるといえます。加えて、強モードが50.3dB、弱モードが48.3dBと運転音が比較的静かな点も魅力。大型のためオフィスワークでの使用には向いていませんが、家の中で使用していても気になりにくいでしょう加湿器とスポット暖房、両方の購入を検討している人はまとめてこの商品を買ってしまうのがおすすめです。


良い点:
  • 速暖性に優れ、検証では30cm・60cm先の床がいずれも3分で10℃以上上昇した
  • 風速が3.6m/sと比較的強く、運転後すぐに熱を広げられる
  • 温度センサーや人感センサーといった省エネ機能を搭載
気になる点:
  • 吹き出し口近くは暖まりにくい
  • 大型のためオフィスワークでの使用には不向き
  • 10分間使用したときの電気代は強モードで5.13円、弱モードで0.11円とやや高め

【5位】セラミックファンヒーター(パナソニック)

おすすめスコア:4.61(2025/12/15時点)

最安価格:19,480円(2025/12/15時点)

足元から温めたい人に。消費電力を抑えつつパワフルに稼動

パナソニックの「Panasonic セラミックファンヒーター DS-FZX1200-H」は、消費電力を抑えつつ、足元を中心にその場をしっかりと暖めたい人におすすめ。ナノイーXという独自技術により、ニオイやアレルゲン対策にも期待できます。速暖性は高評価で、吹き出し口から離れた位置で温度を測定した結果、1℃上昇するのにかかった時間は30cmの位置で60秒、60cmの位置では69秒でした。本体から少し距離が離れたところでもスピーディに暖まるため、ヒーターの風が直接当たることに抵抗がある場合でもじんわりと体を温められそうです。暖房範囲も優秀で、12℃の室内で10分間運転したところ、電源を入れてから1分ほどで足元がポカポカに。足元や膝だけでなく胴や頭も少し温まったため、足元から全身が冷えやすい人によいでしょう。消費電力を抑えつつパワフルに稼動するため、電気代も比較的安く済みます。10分間の稼動で強モードでも5.0円以下で、1時間あたりの電気代は約29.8円と、セラミックファンヒーターのなかでは安め。ほかの暖房器具と比べると高いものの、しっかり暖まる機能性を加味すると納得できます。人感・温度センサーの両方が搭載されており、人感センサーの感度も良好。ただし、温度設定を細かくできないのは惜しいポイントです。一方でファンが熱くなりすぎず、やけどのリスクは高くないといえます。転倒オフ・チャイルドロック機能もあり、子どもがいる家庭でも使いやすい印象です。静音性も十分で、すべての面で目立ったデメリットが見当たりませんでした。その分高価なので、シンプルな機能でよいならほかの上位商品が候補になりますが、ナノイーXをはじめとする性能の高さに期待したい人はぜひ検討してください。


良い点:
  • ナノイーXによって、ニオイやアレルゲン対策に期待できる
  • 電源を入れてから1分ほどで足元がしっかりと温まった
  • 消費電力が控えめで、セラミックファンヒーターのなかでは電気代が安め
気になる点:
  • 温度は細かく設定できない

【6位】人感センサー付き セラミックファンヒーター ポカ CUBE(シロカ)

おすすめスコア:4.58(2025/12/15時点)

最安価格:14,960円(2025/12/15時点)

小さいのに遠くまで素早く暖まる!リモコンで簡単に操作可能

キッチン家電や季節家電などの企画・開発を行う国内メーカー、シロカの「人感センサー付き セラミックファンヒーター ポカ CUBE」。独自のふわビューンUZU(うず)により、大風量の温風と静音性を両立したと謳っています。高さ203mmと小型ですが、速暖性に優れています。12℃の室内で運転したところ、わずか1分で床の温度が平均1.5℃上昇し、3分で平均4.4℃上がりました。温風が遠くまで届くので、脱衣所などの狭い場所を暖める際に活躍できるでしょう。強モードの風速は6.0m/s。今回検証した商品のなかでもトップレベルに強く、実際に温風を浴びてもしっかり風を感じられました。すねのあたりまで温風が広がり足全体が包み込まれるので、冷えきった足元をすぐに暖められますよ。暖房時の出力は2段階で切り替えが可能。弱モードであれば運転音が44.63dBと静かで、テレワーク中など周囲の音が気になる場面でも使いやすいでしょう。また、室温が22℃になると運転を停止する温度センサーや、3分間人の動きを感知しないと停止する人感センサーを搭載しており、使い勝手も良好。リモコンが付属しているので、かがまなくても出力切り替えやオフタイマーの操作ができますよ。吹き出し口の温度が64.4℃と低めで、一瞬であればうっかり触れてもやけどのリスクは低め。小さな子どもがいる人にもおすすめです。気になる電気代は、10分あたりで強モードが5.4円、弱モードが2.7円。セラミックファンヒーターとしては標準的な数値ですが、暖房器具としては決して安くないので、つけっぱなしは避けましょう。どこにでも置けるコンパクトサイズと、パワフルな暖かさを両立させています。セラミックファンヒーターがほしい人は、まずこの商品から検討してくださいね。


良い点:
  • 速暖性にすぐれ、脱衣所などの狭い場所を暖める際に活躍できる
  • 強モードで風速6.0m/sとパワフルで、冷えきった足元をすぐに暖められる
  • 温度センサーや人感センサー搭載で使い勝手が良好
気になる点:
  • 電気代は10分あたりで強モードが5.4円、弱モードが2.7円と安くない

【7位】加湿セラミックファンヒーター(ダイニチ工業)

おすすめスコア:4.58(2025/12/15時点)

最安価格:27,927円(2025/12/15時点)

寒さ対策&乾燥対策に!熱くなりすぎず安全性もgood

ダイニチ工業の「加湿セラミックファンヒーター」は、暖房だけでなく加湿もできる商品。1時間の加湿量は480mlと大容量なので、乾燥しがちな冬に頼もしい暖房器具といえるでしょう。速暖性の検証では、吹き出し口から30cm・60cmの距離で温度を測定しました。30cmは38秒、60cmは41秒で1℃上昇するスピードで、高い評価を獲得。本体から離れたところを素早く暖められ、お風呂上がりのヒートショック対策として活躍が期待できます。また、10分間運転したところ、足元から膝周りまで十分な暖かさを示しました。すねあたりを想定した高さ20cmでは、10分で平均温度が10.4℃から27.7℃へと上昇し、真冬でも頼もしい暖かさです。しかし70cmでは20℃を超えなかったため、足元の冷えを防ぎたい人であれば満足できるでしょう。運転中の吹き出し口の温度は58.8℃と、検証した商品のなかでは温度は低め。一瞬であればうっかり触れてもやけどしにくく、チャイルドロックも設定できるため、小さい子どもの誤操作リスクを減らせます。電気代は10分で強モードが5.13円、弱モードが2.96円と経済的。人感センサーと温度センサーを搭載しているため、必要以上に暖めることがなく電気代を抑えられます。冬場の乾燥が気になる人や、小さな子どもがいる家庭におすすめしたい商品です。


良い点:
  • 10分で足元から膝周りまで十分暖まり、真冬でも使える
  • 電気代は10分で強モードが5.13円、弱モードが2.96円と経済的
  • 吹き出し口温度が低く、チャイルドロック機能で安全性に配慮
気になる点:
  • 吹き出し口から70cm離れると平均温度が20°Cを超えない

【8位】セラミックファンヒーター P TYPE(ダイニチ工業)

おすすめスコア:4.58(2025/12/15時点)

最安価格:16,800円(2025/12/15時点)

コンパクトながら静かで高性能。室温に合わせて自動調整

ダイニチ工業の「セラミックファンヒーター P TYPE EF-P1200H」は、コンパクトで高性能なセラミックファンヒーターがほしい人におすすめ。15,000円を超えるやや高価格帯の商品で、遠くまで届くパワフルな風をアピールしています。吹き出し口から60cm離れた場所も44秒ほどで1℃上昇し、速暖性も十分です。風速は平均的でしたが、電源を入れて1分以内に足元の温度が上がりはじめるところは優秀。コンパクトながら暖房範囲も広く、足元や膝周りはしっかりと温まり、胴から上もカバーできていました。帰宅直後に急いで温まりたいときにも活躍しそうです。入タイマーは6・7・8時間、切タイマーは1・2時間から選べて便利。人感センサーや温度センサーも搭載し、室温が22℃になるように強と弱が自動で切り換わります。リモコンの付属はありませんが、脱衣所や寝室のほか、リビングの補助暖房としても活躍するでしょう。10分間連続して運転した場合の電気代は、強モードで5.4円とやや高め。とはいえ、弱モードでは2.7円と平均よりも安く、室温が18℃になるよう調整されるエコモードや自動モードを組み合わせて使えば節電になるでしょう。実際に運転させたところ、音が静かだったところもメリットです。安全面にも配慮した設計で、転倒オフ機能やチャイルドロック機能を搭載しています。ただし、吹き出し口の温度が93.7℃と高温だったので、小さな子どもが触らないよう注意してくださいね。シンプルな暖房家電としては価格が高く、安いものを探している人には向きません。高くても、コンパクトで高性能な商品がほしい人は候補に入れましょう。


良い点:
  • 速暖性が高く、足元や膝周りをスピーディに温める
  • 人感センサーや温度センサーを搭載し、自動で出力をコントロール
  • 運転音が比較的静か
気になる点:
  • 性能は高いが、シンプルな暖房家電としては高価格
  • 運転中の吹き出し口がかなり高温になる

【9位】大風量セラミックファンヒーター(アイリスオーヤマ)

おすすめスコア:4.56(2025/12/15時点)

最安価格:5,800円(2025/12/15時点)

人感センサーの反応時間を選べる。静かに運転できる点も魅力

生活用品や家電の企画・製造・販売を行うアイリスオーヤマの「大風量セラミックファンヒーター」は、消費電力1200Wの標準モードに加え、600Wの節電モードを搭載。消費電力を抑えながら部屋を暖められると謳っています。風速7.1m/sの強風で、素早く暖められるのが特徴。速暖性の検証では、吹き出し口から30cm・60cmの距離で運転開始1分で温度が平均2.05℃、3分で平均7.95℃上昇しました。足元だけでなく、脱衣所のヒートショック対策としても活躍できるでしょう。また、温風を10分間浴びたところ足首あたりまで包み込むような暖かさを感じられました。吹き出し口の幅が広いので、足を多少広げても温風が届くのもうれしいポイントです。運転中の吹き出し口の温度は76.7℃と今回検証した商品のなかでは低め。一瞬であればうっかり触れてもやけどしにくいといえます。チャイルドロックの設定もできるため、小さい子どもが誤操作するリスクを減らせるでしょう。標準モードの運転音は51.5dBと大きめなものの、節電モードでは44.6dBと静か。夜間での使用や、テレワーク中など集中したいタイミングでの使用にも向いているといえます。しかし、節電を謳うモードを搭載しているものの、電気代は10分で2.7円とほかの商品の弱モードと同等の結果でした。人感センサーを搭載しているので、うまく活用して節電しましょう。また、センサーが動きを感知しなくなってから運転を停止するまでの時間は90秒・5分・10分から選択可能。動きの多い場所では短めに、少ない場所では長めに設定すると良いでしょう。子どもが寝静まった夜間にも使いたい人におすすめですよ。


良い点:
  • 速暖性が高く、脱衣所のヒートショック対策としても活躍できる
  • チャイルドロックで小さい子どもが誤操作するリスクを減らせる
  • 節電モードでは運転音が44.6dBと静かで、集中したいときにも向いている
気になる点:
  • 標準モードの運転音は51.5dBと大きめ
  • 節電モードでも電気代は10分で2.7円とほかの商品の弱モードと同等

【10位】大風量セラミックファンヒーター(山善)

おすすめスコア:4.55(2025/12/15時点)

最安価格:9,019円(2025/12/15時点)

温度設定を細かく調整したい人に。パワフルかつ省エネ

山善の「YAMAZEN 大風量セラミックファンヒーター DSF-VN123」は、室温調節にこだわりたい人や、しっかり暖めつつ省エネも叶えたい人におすすめ。パワフルな暖房性能と細かな温度設定が魅力です。速暖性と暖房範囲の広さは優秀。吹き出し口から30cm・60cmの距離では、運転開始からたった1分ほどで温度が1℃アップしました。10分間運転を続けると、足はもちろん胴や頭の高さでも20℃をオーバー。下半身を中心に、全身を包み込むような温かさが感じられるでしょう。人の動きに反応して自動でオンオフする人感センサーの感知範囲はやや狭いものの、温度は16℃・19℃・22℃・25℃・28℃の5段階で調節可能。その日の気温や自分の体調に合わせて快適な温度に設定できるため、ヒーターの温風で顔がほてりやすい人でも過ごしやすい空間に整えられます。10分間運転したときの電気代は強モードで6.2円と高め。とはいえ、設定温度に達すると自動で出力を下げたり送風に切り替わったりするため、省エネも期待できます。自分にぴったりの温度が見つかれば、その設定を継続することで電気代を節約しやすくなるでしょう。運転中は就寝時でも気にならないレベルの音しか発生せず、静音性も申し分ありません。深夜や早朝など周囲への騒音が気になる時間帯でも気軽に使いやすいでしょう。安全面にも配慮されており、転倒時の自動オフ機能や過熱を防ぐ機能を搭載しています。運転中のファン周辺の温度も43.3℃と控えめでした。機能が充実している分価格は高めですが、パワフルかつきめ細やかな温度管理ができる点は大きなメリット。温度管理を重視する人は検討してください。


良い点:
  • 速暖性が高く、足元を中心に全身をスピーディに温めやすい
  • 設定温度を5段階で調節可能
気になる点:
  • 人感センサーの感知範囲がやや狭い

監修者:まさとパパ(家電とお金のYouTuber・Japan MENSA会員)

ガイド:田丸大暉(Hiroki Tamaru)(家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当)


※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

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