X(Twitter)で72万人以上のフォロワーを有する著名アナリストのKALEO氏は2025年12月24日、ビットコイン(BTC)が2020年秋の強気パターンに類似する局面にあるとの見解を示しました。
同氏によると、2020年のコロナショック後の回復局面では、重要なサポートラインを失った後に下げ止まり、新たなレンジを形成する動きが確認されたといいます。
その後、BTCは明確な上昇トレンドに移行しており、同氏は現在のBTC価格の動きについても「当時と共通する局面にある」との認識を示しています。
さらに現在の市場環境について同氏は、株式市場が連日過去最高値を更新する一方で、仮想通貨市場に悲観的な見方が広がっている状況を、2020年当時と重なる環境だと述べています。
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KALEO氏は、現在のBTC市場を過去の典型的な弱気サイクルとは異なる局面として捉え、「2018年や2022年のような長期調整を経て新高値を形成する展開ではない」との見方を示しています。
2020年のコロナショック後の値動きでは、重要なサポートラインの喪失と価格の大きな戻りを経て、BTCは新たな値幅レンジを確立し、その後本格的な上昇トレンドに転じました。
同氏は現在も同様の「ミニ・バート型シナリオ(価格が急落後に底固めして新レンジを形成する動き)」が進行しているといいます。
この観点からKALEO氏は、現行の動きが長期的な強気相場の初期段階に位置している可能性があると述べています。
加えてKALEO氏は、株式市場が史上最高値を更新し続ける中で仮想通貨に対するセンチメントが悲観的になっている現状を指摘しました。
2020年秋の株式市場の回復局面でも、仮想通貨市場に対して「BTCは終わった」といった見方が広がっていたとされ、同氏は現在の状況と類似していると述べています。
こうした市場心理の変化について同氏は、相場局面の転換につながる可能性があるとの見方を示しました。
KALEO氏はさらに、2026年にかけてBTCが新たな過去最高値を更新することで「スーパーサイクル」と呼ばれる強気相場の本格的な到来が示されると予想しています。
これに伴い、主要アルトコインの上昇や一般投資家の参加が進み、従来よりも高水準かつ長期にわたる上昇局面が展開される可能性があるとの見解を示しました。
同氏は、この局面を単なる価格の上昇だけでなく市場構造の変化を伴う新たな強気相場と位置付けています。
こうした見方について同氏は、従来の四年サイクル理論とは異なる市場局面を前提としたものだと述べています。
一方で、他の市場関係者の中には現在の価格動向を異なる視点で捉える声もあります。
仮想通貨トレーダーであえるTRACER氏は、2021年のピークトップに類似したフラクタルパターンが現れているとし、主要サポートラインを失った場合には価格がより深く下落する可能性を指摘しました。
そのようなシナリオでは、BTC価格が8万ドル(約1,250万円)割れから6万ドル(約940万円)前後まで下方向に推移する可能性も議論されています。
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KALEO氏は、現在のビットコイン市場について、短期的な調整局面ではなく次の上昇局面に向けた過渡期との見方を示しています。
特に同氏は、株式市場が堅調に推移する一方で仮想通貨市場への関心が相対的に低下している現状について、2020年当時と同様の環境だと述べています。
2026年に向けた新高値更新とスーパーサイクル入りの可能性については不確実性も残るものの、同氏は現在の値動きと市場環境を中長期の相場動向を見極める重要局面と位置付けています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.32 円)
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Source:KALEO氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像


