カメラのなかでも本格的な「一眼レフカメラ」は、スマホでの写真撮影からステップアップしたい人にもおすすめ。ニコン・キヤノン・リコー(ペンタックス)などからさまざまな機種が発売されており、画質・オートフォーカス性能・価格なども異なるため、初心者はどれを選んだらよいか悩んでしまいますよね。
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の一眼レフカメラ6商品をすべて集めて、どれが最もおすすめできる商品かを検証しました。なお、検証に用いるレンズは各カメラのキットレンズとし、ズームレンズキットまたはダブルズームレンズキットを用います。具体的な検証内容は以下のとおりです。検証①:画質のよさ検証②:描写性能検証③:オートフォーカスの優秀さ検証④:使いやすさ検証⑤:手ブレ補正検証⑥:持ち運びやすさ検証⑦:レンズの豊富さ
おすすめスコア:4.24(2026/01/21時点)
最安価格:159,980円(2026/01/21時点)
肉眼で見るよりきれいな発色と優れたAF。本体も軽い万能機
デジタルカメラ世界シェア1位の国内メーカー、キヤノンの「EOS Kiss X10i ダブルズームキット」。入門用一眼レフながら上位モデル譲りのオートフォーカス機能を持つ商品です。発色はやや暖色寄りで、ビビッドかつ美しい色合い。カラーモードの種類は少ないため、状況や環境に合わせて色を変えたい人には不向きでしょう。被写体の細かな模様がわかるほどの解像感がある一方で、暗所ではノイズが目立ち赤や紫の鮮やかさはやや失われました。オートホワイトバランスは非常に正確です。オートフォーカスは非常に優れており、被写体追従はほとんど失敗しませんでした。合焦率は約95%で、カメラ任せで動く被写体の撮影もこなせるほどの性能といえるでしょう。手ブレ補正は効果的で、一般的な撮影では手ブレを意識せず撮影できるといえます。メニュー画面は初心者向けのわかりやすいタイプに変更でき、使いやすさの検証では高評価を得ました。タッチ操作はスマホと同じ感覚で行えます。グリップは大きく、年齢や性別に関係なく持ちやすい印象でした。本体は特段小さくはなくとも、持ち運びにくいサイズではありません。中古の交換レンズは非常に豊富なものの、新品の純正レンズの多くが販売終了となっています。非純正のレンズは新品・中古ともに豊富なため、新品の純正レンズにこだわらなければ幅広い選択肢があるでしょう。初心者向けの操作性と優れたオートフォーカス性能を兼ね備えており、簡単に本格的な撮影が楽しめる商品といえます。一眼レフカメラをはじめて買う人の第一候補とすべき商品です。
おすすめスコア:4.22(2026/01/21時点)
最安価格:108,970円(2026/01/21時点)
初心者向けの使いやすさと持ち運びやすさ。レンズも豊富
一眼レフ世界シェアトップであるキヤノンの「EOS Kiss X10 ダブルズームキット」。小型軽量で初心者にも扱いやすい、操作性にこだわったエントリー一眼レフの定番商品です。発色は温かみがありつつも自然な雰囲気で美しく感じる一方で、カラーモードの種類は少なくやや物足りない印象です。明所での解像感は一般撮影では不満がないレベルといえますが、暗所ではノイズが目立ち解像感は低下しました。しかし、暗所での発色に不自然さはなく、ホワイトバランスも非常に正確です。オートフォーカスの検証においては、合焦率は約92%と高い精度でしたが、被写体の動きが変化するときにフォーカスが外れることも。ただし、再度合焦するまであまり時間はかからなかったため、実際の撮影で困ることはまずないでしょう。手ブレ補正の検証では、広角側・望遠側ともに十分な補正力が見られました。操作画面は初心者向けのわかりやすい表示に変更も可能。アイコンやイラストが多用された初心者向けのインターフェースを搭載しています。また、グリップ部分は深さがあり、握りやすいものでした。本体は一眼レフとしては軽量で、サイズもコンパクト。持ち運びやすさでも高い評価を得ました。交換レンズに関しては、メーカー純正の35mmフルサイズ対応レンズの選択肢が多いものの、APS-C用のレンズはほとんどが生産終了となっています。中古・サードパーティレンズは豊富なため、中古レンズを含めればレンズ選びで困ることは少ないでしょう。初心者にも扱いやすいメニュー表示や持ち運びやすさが大きな魅力のカメラで、軽い一眼レフカメラがほしい初心者におすすめです。
おすすめスコア:4.19(2026/01/21時点)
最安価格:89,500円(2026/01/21時点)
美しい発色と豊富なカラーモードが魅力。手ブレ補正も強力
国内外に熱狂的なファンが多いことでも有名な国内ブランド、リコーイメージングの「PENTAX K-70 18-135WR キット」。エントリーモデルながら防塵防滴・ペンタプリズムファインダーを採用し、コストパフォーマンスの高い一眼レフです。発色は自然かつ鮮やかで好印象。種類豊富なカラーモードはどれもユニークで、写真を撮る意欲を刺激するでしょう。明所・暗所ともに一貫して解像感が高く、ホワイトバランスも正確です。暗所での彩度は一部低下していますが、不満に思うほどではありませんでした。被写体が突然進む方向を変えてもオートフォーカスは追従しており、今回の検証においてオートフォーカスに不安や不満はありませんでした。合焦率は約87%で、一般撮影であれば困ることは少ないでしょう。ボディ内手ブレ補正は広角側・望遠側ともに非常に強力で、高い評価を得ました。夜景や望遠レンズを使用した撮影を三脚なしで行いたい人におすすめです。設定メニューは一般的な一眼レフのデザインで、専門用語も多く初心者はわかりにくいと感じる恐れがあります。タッチパネルはなくスマホ感覚で操作できないものの、一眼レフらしい握りやすいグリップを備えており持ちやすく感じられた点は魅力的です。防塵・防滴のためか本体は軽いとはいえません。流通する中古レンズの総数はほかのメーカーより少ないものの、純正のAPS-C用レンズは他社の約4倍の種類があります。他社が一眼レフ用レンズの販売を取りやめるなか、2021年に新しいレンズ5本を発売するなどレンズの選択肢は豊富といえるでしょう。エントリーモデルながら、ペンタプリズムファインダーをはじめとして細かい点までこだわった本格仕様で、コストパフォーマンスのよい一眼レフカメラがほしい人におすすめです。
おすすめスコア:4.17(2026/01/21時点)
最安価格:163,480円(2026/01/21時点)
非常に高解像で発色も美しい。本体は重く操作性は熟練者寄り
デジタルカメラ世界最大手であるキヤノンの「EOS 90D EF-S18-135 IS USM レンズキット」。クラス最高峰の画素数・高速連写・OVFでの顔検出など、高性能な中級一眼レフとして人気を博している商品です。発色はとても鮮やかで階調も豊か。コントラストも高く、メリハリがありました。高画素モデルらしく解像感は非常に高い印象です。暗所ではノイズが発生し解像感は低下するものの、色再現性は高く明所・暗所ともに一貫性のあるきれいな画質といえます。オートフォーカスも優れており、被写体をしっかり追従し連写できました。合焦率は約90%と高い水準で、動き回る被写体の撮影に適しているといえます。レンズの手ブレ補正は十分な補正力があり、ブレが目につきやすい高画素モデルながら広角側・望遠側ともにブレはあまり目立ちませんでした。一方で、操作・設定用のボタンの数が多く、やや慣れた人向けの操作性です。グリップ部分は深さがあり手が大きい人も握りやすい印象でした。タッチパネル搭載のため、画像の拡大・縮小を含め画面の操作で戸惑うことは少ないでしょう。本体だけで約701gと重くサイズが大きいので、簡単に持ち運べるとはいえません。近年生産終了となったレンズが複数あるものの、中古を含めれば交換レンズの種類・数ともに非常に充実しており、自分が撮りたいイメージに適した交換レンズをしっかりと選べるでしょう。加えて、サードパーティ製のレンズも豊富です。
おすすめスコア:4.16(2026/01/21時点)
最安価格:234,700円(2026/01/21時点)
色が美しく暗所でも高画質。本体は重く、慣れた人向けの操作性
国内初の一眼レフを発売した光学機器メーカー、リコーイメージングの「PENTAX K-3 Mark III 20-40 Limitedレンズキット」。トップクラスの高いファンダー倍率や、秒間12枚の高速連写など上位モデルらしい高性能な一眼レフカメラです。発色は自然ながら鮮やかで、美しくメリハリのある色合いでした。解像感は高く、画像を拡大せずともシャープさを感じます。暗所ではノイズが発生しますが、解像感の低下は少ない印象です。色再現性は高いものの、オートホワイトバランスはやや暖色寄り。カラーモードはフィルムの色を再現したような渋めなものが多く、やや玄人好みといえるでしょう。総合的に画質は非常によく高評価となりました。オートフォーカスも優れており、被写体が左右に大きく動いてもしっかり追従。ピントが背景に合う場合もありましたが、すぐ被写体を再認識できました。合焦率は約91%で、十分な性能といえます。手ブレ補正は比較的よく効いたため、一般的な使い方でブレることは少ないでしょう。メニューや設定項目は標準的な一眼レフのスタイルで、慣れていない人やはじめての人にはやや難しく感じる恐れがあります。グリップは握りやすいものの本体は約820gと重く、操作ボタンも多いため操作性は中級者向きです。中古市場に流通するレンズの総数はニコンやキヤノンより少ないとはいえ、現行の純正レンズの数は最多。APS-C用のレンズでは他社の4倍以上の種類で、新品の純正レンズがほしい人に適しています。
おすすめスコア:4.13(2026/01/21時点)
最安価格:114,989円(2026/01/21時点)
暗所での画質に優れピント合わせも優秀だが、操作はやや難しい
世界中のプロ写真家から厚い信頼を寄せられる国内メーカー、ニコンの「D7500 18-140VR レンズキット」。上位モデル譲りの高画質と高速連写を薄型ボディに詰め込んだ、人気の高い中級一眼レフカメラです。彩度の高い発色で、微妙な色の違いを細かく表現できていました。発色に不自然さはないものの、カラーモードはベーシックなものばかりでやや面白みに欠ける印象です。暗所での画質に優れており、暗所ノイズは目立たず色は美しさを維持しました。ホワイトバランスは常に正確といえます。オートフォーカスは優秀で、カメラ任せでも動く被写体が楽に撮れるでしょう。高速連写中にピント位置が被写体からズレてしまうこともありましたが、すぐに修正し撮影を継続できました。合焦率は約91%と優れています。手ブレ補正は広角側・望遠側ともによく効いており、普通の使い方でブレることは少ないでしょう。メニュー項目は標準的な一眼レフのものですが、専門用語が多いためカメラ初心者には難しく感じる場面もありました。中級機らしい豊富なボタン類は一眼レフに慣れている人には使いやすいものの、初心者は慣れるまでやや時間がかかるでしょう。本体だけで720gと重くサイズも小さくないため、持ち歩きやすいとはいえません。ニコン純正の交換レンズは次々に生産終了となっていますが、中古市場では純正・サードパーティ製ともに非常に多くの種類が流通。新品にこだわりがなければレンズ選びで困ることはまずないでしょう。
監修者:西尾豪(写真家)
ガイド:八幡康平(元ガジェットメーカー営業/マイベスト 家電・カーバイク用品担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


