JPYC(日本円ステーブルコイン)のレンディング市場が分散型金融プロトコル「Morpho」で正式に稼働開始されました。
Morpho上では複数の市場が提供され、ユーザーはJPYCを貸して利回りを得たり、担保資産としてUSDC・WETH・WBTCを預けてJPYCを借り入れたりできます。
日本円連動の資産運用手段がDeFi(分散型金融)領域でも利用可能になりました。
暗号資産を「貸す・借りる」ことができる分散型金融サービス(レンディングプロトコル)です。
主な特徴は次のとおりです。
日本円と価値が連動するステーブルコインです。
主なポイントは以下のとおりです。
さらに詳しく知りたい場合 → JPYCとは?プロジェクトの概要・仕組み・強み・懸念点をまとめて解説
Morpho × JPYCによって、「JPYCを貸し出して利回りを得る」ことが可能になり、「USDCなどを担保にしてJPYCを借りる」こともできます。
MorphoのJPYCレンディング市場では、以下の市場が提供されています。
貸したい人はJPYCを供給し、利回りを受け取れます。
USDC・WETH・WBTCを担保にしてJPYCを借りることができます。
借入市場の担保は、下記の理由から最初は「USDC・WETH・WBTC」に制限されています。
対応する担保資産を増やせば、利用者が増える可能性はありますが、「清算の確実性」や「貸し手の資本保全」を優先した結果、この3つとなっています。
JPYC Vault機能は、貸出先(どのBorrow市場に出すか)をユーザーが探さなくてよい仕組みです。
JPYCを預けると資金が「JPYC Vault」に入り、Morphoがベストな借入市場(USDC、WETH、またはWBTC)にJPYCを割り当てて運用します。
JPYC Vaultは、Morphoの「キュレーターモデル」によって、役割と権限が分かれています。
キュレーターは、Vaultの「ルール設計」を担当します。
アロケーターは、運用担当になります。
Vaultの設定変更は、オンチェーンのタイムロックを経て実行されるため、ユーザーは「いつ・何が・どう変わるのか」を事前に確認できます。
JPYCレンディング市場では、保守的な安全設計が採用されています。
PolygonチェーンでJPYCレンディング市場のステータスを確認できます。
貸出(Earn)市場でのJPYCの利回りは0.63%(2026年1月29日時点)。
借入(Borrow)市場での利率は2%前後となっています(2026年1月29日時点)。
JPYC Vaultは、高い利回りを狙う仕組みではなく、円ステーブルをDeFiで安全に使うために設計されたレンディング基盤です。
貸出先の選定や資金配分は明確なルールのもとで管理され、担保資産もUSDC・WETH・WBTCに限定することで、清算の確実性と資本保全を最優先しています。
利回りは控えめですが、その分、長期的に信頼される円建てオンチェーン金融を支える土台として機能する設計になっています。
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