東京に拠点を置くビットコイントレジャリー企業メタプラネット(Metaplanet)は、2025年度に6億1,900万ドル(約948.3億円)の純損失を計上した。
一方でビットコイン(Bitcin/BTC)保有枚数は3万5,102BTCまで拡大しており、本業は大幅な増収増益を記録した。価格変動に伴う評価損が最終損益を押し下げる構図が鮮明となった。
同社の2025年度売上高は89億1,000万円で、前年の10億6,000万円から738%増加した。営業利益は62億9,000万円と前年の3億5,000万円から1,695%増となり、事業規模は急速に拡大している。収益の中心はビットコインオプション取引によるプレミアム収入で、総収入の約95%を占めた。
しかし、保有ビットコインの評価損は約6億6,600万ドル(約1,020億円)に達した。これを営業外費用として計上した結果、税引前では約6億2,800万ドル(約961.9億円)の損失となり、最終的な純損失は6億1,900万ドルとなった。
これらは時価会計に基づくものであり、営業活動によるキャッシュフローには影響していない。第4四半期だけでも保有資産の価値は約1,020億円減少した。ビットコイン価格は足元で約68,000ドル(約1,000万円)で推移している。
メタプラネットは2025年末時点で35,102BTCを保有した。2024年末の1,762BTCから大幅に増加し、当初目標としていた3万BTCを上回った。これにより同社は世界で4番目に大きなビットコイン保有企業となった。
現在の価格水準では保有額は約24億ドル(約7,675.9億円)相当となるが、平均取得単価は1BTCあたり約10万7,000ドルで、帳簿上では約37%の下落となっている。21カ月間で約38億ドル(約5,818.8億円)を投じて取得を進めてきた。
財務面では自己資本比率90.7%を維持している。2025年末までに累計5,172億円を調達し、普通株式の発行に加えて日本で初となる優先株式も導入した。2026年度は売上高160億円、営業利益114億円を見込む一方、ビットコイン価格の変動を理由に純利益の予想は公表していない。長期的には総供給量の約1%にあたる21万BTCの保有を目標としている。
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