デジタル資産プラットフォームETHZilla(イーサジラ)は25日、社名を「Forum Markets, Incorporated(通称Forum/フォーラム)」に変更すると発表した。ナスダックの承認を前提に、3月2日より新ティッカー「FRMM」での取引を開始する予定で、実物資産のトークン化を中核戦略に位置付ける。
同社はもともとバイオテクノロジー企業だったが、イーサリアム
ETHを主要資産とする財務戦略への転換を機に2025年8月、イーサジラへと改名。大規模な資金調達を経て10万ETH超を保有するDAT(デジタル資産財務)企業として事業を拡大してきた。今回の社名変更はさらなる進化の一環として、ブロックチェーン基盤を活用したRWA(実物資産トークン)プラットフォームへと軸足を移すものだ。「Forum」という社名には、資産オリジネーター、機関投資家、現代の金融インフラが集う場という意味が込められている。
同社はこれまでに、SEC(米証券取引委員会)規制下のデジタル取引プラットフォーム「Liquidity.io(リクイディティ・ドット・アイオー)」を通じた独占的な流通体制の確立や、AIを活用した信用・引受プラットフォームへの戦略的株式投資、自動車ローン・プレハブ住宅ローン・航空機関連資産など複数分野での資産パイプライン整備を進めてきた。
フォーラムとしては、ジェットエンジン裏付けトークン「Eurus Aero Token I」の立ち上げや、プレハブ住宅ローン専門フィンテック企業ジッピーから取得した住宅ローンポートフォリオのトークン化を計画。収益源としては、トークン化前資産の利回り、オリジネーション手数料、資産管理報酬、セカンダリー市場関連収益の4つを想定している。
会長兼CEOのマクアンドリュー・ルディシル氏は「次世代の金融市場は、実物資産に裏付けられた機関投資家グレードのオンチェーン商品を中心に構築される」と述べ、RWA事業への強い意欲を示した。
バイオテクからDAT企業、そしてRWAプラットフォームへという異色の変遷をたどってきた同社が、機関投資家マネーを呼び込む新たな市場インフラとして機能するか、今後の展開が注目される。
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