ペンタゴンや南方軍司令部(SOUTHCOM)周辺のピザ店で5月3日未明に深夜の客足が急増した。この急な動きにより、脆弱な2026年イラン停戦が水面下で揺らぎつつあるとのトレーダーの憶測が再燃している。
オープンソースのトラッカーが、イースタンタイム午後11時30分ごろ、ワイズガイピザ、パパジョンズ、ナイトホークブリュワリーで通常を上回る混雑を検知した。フロリダ州の米南方軍司令部付近でも同様の動きがあり、トランプ米大統領が現地に滞在していたと報じられている。
2026年初頭の米国とイスラエルによるイラン空爆以来、地政学的な緊張が高止まりしている。その後に成立した停戦は依然として不安定な状態が続く。
イスラマバードで行われた初期の交渉も一時は決裂し、その後復活した経緯がある。トレーダーは現在、停戦維持の兆候を探すため、あらゆる情報に注視している。
ビットコイン(BTC)は停戦交渉の展開を敏感に追随してきた。過去にも停戦情勢の変化が、数時間のうちに数千ドル単位の値動きをもたらしている。
ホルムズ海峡危機が発生した際も、安全資産への需要が過去最高に達した。
ペンタゴン・ピザ・インデックスは、Google マップの人気時間データを活用し、防衛関連施設付近の飲食店で異常な来客急増を特定する指標である。これまでにも、冷戦期までさかのぼる大規模作戦時に一致してきた実績がある。
複数の報告によれば、ペンタゴン向かいのワイズガイピザは通常よりも混雑していた。
SOUTHCOM最寄りのパパジョンズでも、同時刻に来店者増が確認された。トレーダーがフロリダの動向を重視したのは、トランプ米大統領が同地にいたと見られるためである。
批判的な立場の者は、このインジケーターは冷戦時代の観察に由来し、少量の注文や意図的な操作で誤ったシグナルが出る可能性を指摘している。
米国防総省は5月3日のこの動きについてコメントしていない。同省は外部からのデリバリーに依存せず、構内食堂も持つ。
地政学リスクに注目するトレーダーは、この急増を複数指標の一つとして捉えている。今後は原油フローや予測市場、オンチェーンのポジション動向なども焦点となる見通し。


