議会報告書によると、トランプ大統領が提案した「ゴールデンドーム」ミサイル防衛システムは予算を大幅に超過しており、米国の主要な敵対勢力による大規模攻撃を阻止できないという。
昨年、トランプ大統領は米国が1,750億ドルで、イスラエルの「アイアンドーム」ミサイル防衛システムを凌駕するゴールデンドームを保有できると述べた。

議会予算局によると、実際のコストは1.2兆ドルに近くなるという。さらに、「ロシアや中国が発射し得るような大規模攻撃を完全に迎撃できる難攻不落の盾にはなれない」と、CBOは火曜日に公表した報告書に記した。
ゴールデンドームには、7,800基の衛星で米国を守る「宇宙レイヤー」が搭載される予定で、この衛星群は大陸間弾道ミサイル10発を迎撃できるとされているが、同レイヤーの開発だけで7,200億ドルのコストがかかると報告書は指摘した。
報告書は、これら7,800基の衛星は大気圏を引きずられながら燃え尽きるため、常に交換が必要になると指摘した。各衛星の寿命はわずか5年であるため、米軍がシステムを20年間稼働させ続けるには「約30,000基の衛星」が必要になるという。
「しかし、本格的な攻撃を受ければシステムは圧倒される」と報告書は強調し、この計画がミサイルの拡散によって裏目に出る可能性があると警告した。「このような配備は、地域の敵対勢力が長距離ミサイル(核または通常兵器)の保有量を増やすきっかけになりかねない。」
さらに、このシステムには「十分な迎撃ミサイルとレーダーを生産するための産業基盤が必要であり、特にイラン戦争で大量に消費・破壊されたタイプのものが求められる」という。


