ジェミニ共同創業者のタイラー・ウィンクルヴォス氏とキャメロン・ウィンクルヴォス氏は、プライバシーコインZcash(ZEC)の最近修正された偽造バグについて、開発者の見解を支持し、Zcashのセキュリティ強化には形式手法による検証(フォーマル・ベリフィケーション)が必要との立場を公に示した。
両氏の発言は、ZECの急激な売りが進む中で示されたものであり、今回の不具合自体ではなく、長期的な安全対策という視点で事態を捉え直した格好。
タイラー・ウィンクルヴォス氏は、ドラゴンフライのマネージングパートナー、ハシーブ・クレシ氏の見解に同意した。クレシ氏は、このバグは主にシールドプール保有者に影響し、パブリックな市場への影響は限定的だったと指摘。
ウィンクルヴォス兄弟は、米国の規制暗号資産取引所であるジェミニの共同創業者。彼らの発言は、現在ZECを保有する機関投資家にも影響力を持つ。
X(旧Twitter)で最新ニュースをチェック
キャメロン・ウィンクルヴォス氏は、フォーマル・ベリフィケーションの導入がシールドプールの偽造バグを根絶すると主張。Zcash開発チームは、次回のネットワークアップグレードでこの手法を導入予定。
クレシ氏によれば、同アップグレードは新たなシールドプールとターンスタイルの導入を伴うという。この仕組みにより、現行のOrchardプールから資金を移し、偽造ZECの発生がなかったことをオンチェーンで証明する。
この計画は、チームが先日実施した即時のOrchardバグ修正(既知の悪用例発生前の対応)に続くもの。
また、Zcashは問題発覚前に過去最多のシールド供給量も記録していた。
金曜日のZcash売りで、ZECが今年上半期に記録した上昇分の一部が消失した。クレシ氏はドラゴンフライがZECを保有中であり、自身も関連ファンドに投資していることを明かした。
このような大口保有者からの強気な発言には、その背景を踏まえた理解が重要となる。
今回のアップグレードは、証明可能な正しさによって暗号資産への信頼が回復するかどうかの試金石となる。新しいプールで供給量が確認されるまで、市場参加者は慎重な姿勢を維持する。


