マイケル・セイラー氏は本日もビットコインへの強い信念を改めて表明したが、その一方で、ストラテジー(MicroStrategy)のフォン・リーCEOは、同じビットコインへのエクスポージャーを持つ自社株を約1110万ドル分売却した。
このタイミングは暗号資産市場全体の注目を集めた。セイラー氏はビットコインを長期的な最良資産と位置付ける一方、同社を率いる経営幹部はレバレッジドなエクスポージャーを提供するストラテジー株式を削減した。
セイラー氏は、ビットコインが6万ドル超を維持する中でコメントを発表した。数時間前には、ビットコインが数年ぶりにこの重要な心理的水準を一時的に割り込んでいた。
同氏はAI資本ブームがビットコインにとって脅威ではなく、むしろ正当性を裏付けるものだと主張した。
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この発言は、パイオニアである暗号資産が軟調さを見せ、市場の不透明感が高まる中で出された。一部では、この弱さはストラテジーによる直近のBTC売却と結び付けられている。この動きは「決して売らない」という堅固な方針にも象徴的な亀裂が入ったと見なされている。
この件は、ある意味でストラテジーが純粋なBTC代理銘柄としての信認を損なったとも言える。
さらに問題を悪化させたのは、規制当局への届け出によれば、リーCEOが6月5日にストラテジー(MicroStrategy)の9万3738株を加重平均約118.73ドルで売却した点である。売却額は約1110万ドルに達した。
ただし、この売却が必ずしも弱気な見方に基づくとは限らない点には留意が必要である。
これは、6月3日に満期となった業績連動型ストックユニット19万740株分の税金を充当するための売却だった。リーCEOは今も11万9925株を保有している。とはいえ、このタイミングには懸念が残る。
ストックユニット満期そのものが皮肉さを際立たせている。当該ユニットは、ストラテジーの3年リターンがナスダック総合指数で上位1/4に入ったため、支給率が200%となった。数年の好成績への報酬が、今年最も厳しい週に集中した格好である。
ストラテジーはレバレッジドBTC代理銘柄という位置付けで取引されている。巨額のBTCを保有し、セイラー氏が売却しない姿勢を堅持してきたことが投資家の関心を集めてきた。
この売却は2024年5月に設定されたルール10b5-1プランに基づくもので、自動執行であり任意のタイミングではない。
それでも、ストラテジーは最近、2022年以来初となる32BTCの配当目的の売却も実施した。
かねてからビットコインにとってストラテジー問題を指摘する声は多い。今回の件も、保有者の間でマキシマリズム論争を再燃させた。
週末に向けてビットコイン価格が弱含む中、セイラー氏の長期方針とリーCEOの納税対応が、投資家の前でぶつかる構図となった。


