米ドルが2か月ぶりの高値を記録した。年内の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、ビットコイン(BTC)に新たなリスクが浮上している。
米国の雇用統計が市場予想を上回り、ドルが上昇したことで、投資家は現金や債券へ資金をシフトした。この動きにより、暗号資産などのハイリスク資産は、今後一段と厳しい展開を迫られる状況となった。
BeInCryptoは、米国の非農業部門雇用者数が5月に17万2000人増加し、市場予想を大きく上回ったと報じた。この好調な雇用統計は、エネルギー価格の上昇にもかかわらず、労働市場の底堅さを示した。
発表後、米ドル指数(DXY)は2か月ぶりに100を上回って引けた。この上昇トレンドは月曜日まで続き、指数は日中高値100.174を記録。これは4月6日以来の高水準となる。本稿執筆時点で、DXYは100.016で取引されている。
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投資家は雇用統計発表を受け、予想を急速に修正した。CME FedWatchのデータによると、12月のFRB利上げ確率は70%超まで上昇し、1週間前の45%から大幅に上昇した。
過去にも、ドル高はビットコインやその他のリスク資産にとって逆風となってきた。ドルが上昇すると、投資家はより安全性と利回りのある資産へ資金を移し、暗号資産など投機的な資産への需要は減少する傾向がある。
BeInCryptoはこれまでもDXYとビットコインの逆相関関係について報じてきた。ベテランの金融トレーダー、マシュー・ディクソン氏は、現在ドル指数が重要な局面を迎えていると分析し、この動きはビットコインやアルトコインにも波及する可能性があると指摘する。
こうした中、ビットコインは高い値動きが続く。きょう、中東情勢の緊張感を背景に一時5%上昇し、6万3000ドル台を回復。しかし、この上昇は短命に終わり、本稿執筆時点では6万2615ドルで取引されている。
投資家は現在、ケビン・ウォーシュ議長の下で6月中旬に予定されているFRBの金融政策会合に注目している。利上げ継続を示唆するタカ派的な発言が出れば、ドルのさらなる支援材料となり、ビットコインおよび暗号資産市場全体にとって追加の逆風となる可能性がある。
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