フェラーリ元会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は、同ブランド初の電気自動車について「伝説の破壊につながるリスクがある」と警鐘を鳴らし、皮肉を込めて「少なくとも中国企業は模倣しないだろう」と述べた。
ルーチェは5月25日にローマで発表された。価格は55万ユーロで、4基の電動モーターから1000馬力以上を発生する。納車は2026年第4四半期に開始予定。
モンテゼーモロ氏はローマで開催されたビジネス会議の傍らで発言した。当初は見解を公にすればフェラーリに不利益になるとイタリアメディアに語った。しかし、結局発言を公表した。
同氏はさらに、跳ね馬のロゴを車から外すべきだと主張した。一方、SNS上でも懐疑的な意見が目立ち、ルーチェのデザインはホンダ・アコードや高級キッチン家電と比較された。
フェラーリ(RACE)の株価はミラノ市場で6%超下落し、時価総額は約30億ユーロ減少した。米国のプレマーケットでも株価は下落した。
ベネデット・ヴィーニャCEOは、ルーチェは5年にわたる入念な取り組みの成果と位置付ける。同氏は” target=”_blank” rel=”noreferrer noopener nofollow”>主流の合意から画期的なアイデアは誕生しないとの考えを明確に否定した。
同氏は、勇気と責任、伝統と革新のバランスこそ本プロジェクトの原点であるとした。「チームの結集した成果に深い誇りを持つ」とも述べる。
ルーチェのデザインは、元アップル最高デザイン責任者ジョニー・アイブ氏のスタジオLoveFromが担当した。フェラーリはこの車両関連で60件超の特許を申請している。
乗車定員は5人。最高速度310キロメートル、バッテリー容量122kWhで航続距離は500キロメートル超を謳う。
RACE株の下落は、他のスポーツ関連銘柄と対照的だった。FIFAワールドカップ関連の銘柄は2026年夏を前に再び注目を集めている。従来のスポーツ分野の方が、ラグジュアリーブランドの電動化転換よりも安定的な投資対象となるとの声が広がる。
今週、投資家の< a href="https://jp.beincrypto.com/enhanced-games-stock-crash-vegas-debut-2/" target="_blank" rel="noopener">懐疑的な見方に直面したブランドはフェラーリだけではない。ピーター・ティール氏が支援するEnhanced Gamesは、ラスベガスでの不振な上場デビューを受けて株価が約50%下落した。
しかし、スペースXのIPO申請は第1四半期に42億8000万ドルの損失を計上した一方で、過去最高レベルの投資家関心を集めている。成長戦略への評価が市場で割れる展開。
フェラーリは引き続き内燃機関モデルの生産も続ける方針。電動化への長期シフトが投資家に支持されるかどうかは、第4四半期の納車によって初期の注目が持続的な需要に転化できるかにかかる。


