スタンダードチャータードのアナリスト、ジェフリー・ケンドリックは、Strategyによる32ビットコインの売却が、イーサリアム(ETH)がBTCをアウトパフォームする局面の始まりとなる可能性があると述べ、開示後の数日間でビットコインが下落する中でのETHの底堅さを指摘した。
「(月曜日)はETHがBTCをアウトパフォームし始める起点と見ている」とケンドリックは述べ、ビットコインが米66,000ドル(豪92,400ドル)を割り込む中でイーサが示した相対的な強さを根拠にこの見解を示した。
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ケンドリックは、ビットコインに対するETHの価格を示す指標であるETH-BTCレシオ / 比率が、2026年末までに約0.028から0.04へ上昇すると予想している。両資産が共に上昇・下落いずれに動いた場合でも、この変化はETHがビットコインを40%以上アウトパフォームすることを意味すると同氏は主張する。
この見解はアナリスト個人の評価として受け止める必要があり、確実な結果を保証するものではない。ケンドリックは、ステーブルコイン・トークン化された実物資産・分散型金融活動におけるETHの役割の拡大を根拠に、2026年末までに米4,000ドル(豪5,600ドル)、2030年末までに米40,000ドル(豪56,000ドル)という長期ETH価格目標を維持した。
この論拠の中心にあるのは、2つの資産をベースとした企業財務における構造的な対比だ。ケンドリックは、Strategyの開示が示したように、ビットコイン財務会社は経費を賄うために保有資産の売却を余儀なくされる可能性がある一方、イーサ財務会社はトークンをステーキングすることで年率約3%の利回りを得られ、資産を売却せずに収益を生み出せると主張した。
この違いが重要なのは、大口保有者による強制売却が下落局面で価格を押し下げる可能性があるためだ。Strategyによる32 BTCの売却は、同社が保有すると報告されている843,706 BTC(約米580億ドル/豪812億ドル相当)と比べれば微々たるものだが、ケンドリックはこの動きをシグナルとして捉えた。最も熱心な法人ビットコイン保有者でさえコインを手放す理由があった一方、利回りを生む資産は財務会社に売却以外の選択肢を与えるというわけだ。
ケンドリックはかつて、2001年のドットコムバブル崩壊時のAmazonの立場にETHの状況を例え、イーサリアムの基盤となるネットワーク指標は価格が低迷している時でさえ改善し続けていると主張していた。
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