予想通り、ソラナの価格は弱気筋の重圧に押し潰される形となった。過去1週間で暗号資産市場全体に売り圧力の波が押し寄せ、このアルトコインは6月5日(金)に60ドル付近まで急落し、2023年末以来の最安値水準に達した。
この直近の弱気な動きの強さを踏まえると、市場の期待は今後数週間にわたる下落トレンドの継続へと傾いている。これを念頭に置き、近い将来注目すべきソラナの重要な価格水準をいくつか以下に示す。
6月5日にXプラットフォームへ投稿したなかで、暗号資産アナリストのAli Martinezは、ソラナ価格の今後を左右する次の重要水準についてオンチェーンの知見を共有した。この見解は、特定の価格水準で購入された特定の暗号資産の取引量を追跡するUTXO実現価格分布(URPD)指標に基づいている。
このオンチェーンデータを活用することで、URPDインジケーターは投資家の活動が活発な価格帯(多くの投資家がコスト基準を持つ水準)を可視化する。その地域での活発な投資家活動により、これらのコスト基準水準は暗号資産(この場合はソラナ)の価格においてサポートラインおよびレジスタンスとして機能することが多い。
その仕組みとして、資産の価格がコスト基準に戻ったとき、投資家は市場で行動を起こす傾向がある。
投資家が利益を得ている状態で資産価格がエントリーポイントまで下落した場合、彼らは追加購入することでコスト基準を守り、サポートクッションを形成する傾向がある。一方、含み損を抱えている投資家は、価格がコスト基準に近づくと売却する傾向があり、価格のレジスタンスが生じる。
Xへの投稿においてMartinezは、ソラナ価格が77ドル付近の重要なサポートクッションを失ったばかりであることを強調した。そのうえで市場アナリストは、アルトコインの次の重要な価格サポートとして53ドルを特定し、SOLの現在価格とこの直近の底値の間にはほとんど余地がないと指摘した。
ソラナ価格が下落し53ドルのサポートラインを割り込んだ場合、次の重要水準は35ドルおよび24ドル付近となる。SOLの価格がこれらの水準まで下落するにはさらなる大幅な投げ売りが必要となるが、いかなる回復が始まるにも現物市場での需要回復が不可欠だ。
本稿執筆時点において、SOLの価格は63.23ドル付近で推移しており、過去24時間で約8%の下落となっている。
